枝の上のニホンリス(ホンドリス)
枝の上のニホンリス(ホンドリス)
(2006年4月8日/東京都武蔵野市井の頭自然文化園/家内撮影)

道外編

 「峠を越えて」は北海道の旅と野生動物のページです、と見得を切っています。でも道外旅行でも、見て頂きたいような写真が撮れたり、発表したいような体験をすることがあります。
 そんなものを折々紹介させて頂きます。北海道との違いについても触れたいです。

井の頭自然文化園・リスの小径

株の上
株の上
 2006年4月8日オシドリとニホンリス(ホンドリスとも言います)を見るために井の頭公園内にある 井の頭自然文化園 に行きました。リスの小径という大型のケージにニホンリスがたくさん飼われています。
 ニホンリスは本州・四国・九州の森林にいるリスで、体の大きさは体長18〜22cm、尾長15〜17cm、体重200〜310gとエゾリスより小さいですが雰囲気が似ています。TokyoZooNetの動物図鑑(哺乳綱>齧歯目>リス科>ニホンリス)によると、
 餌は『おもに、菌類を含む植物を食べるが、昆虫やシカの骨をかじることもあります。動物園では、カシグルミ、ヒマワリの種、サツマイモ、ニンジン、リンゴなどを与えています。』で、

何か食べている
何か食べている(家内撮影)
 特徴は『冬眠せずに一年中活動しますが、冬や盛夏は活動時間が短く、日の出直後がもっとも活発です。単独性で、雌雄が重なりあった行動圏で住みわけます。3〜5月ごろ、木のうろの中などの巣で3〜4頭を産みます。メスだけで子育てをし、2カ月半ほどで乳離れします。「貯食」といって、クルミの実を地中に埋め、あとから掘り出して食べます。発達した前歯でかたいクルミの殻をうまく割ります。季節によって、夏毛と冬毛にかわります。おもに樹上で活動します。』とのことで、エゾリスとそっくりです。
 同図鑑には ニホンリスの動画 もあります。

リスの小径について

リスの森構想とリスの小径
リスの森構想とリスの小径(園内の説明板の上半分)

 かってこの地に住んでいたニホンリスを増やして、園内の森に放すという遠大な構想が「リスの森」構想です。今は写真の第三期整備の「リスの小径」が出来ています。
 その後についても発表されていますが、実現はとても難しそう。この看板の 全体図(←クリック)を別ウインドウで表示されるようにしてあります。興味がありましたらご覧ください。

リスの小径のリスたち

杉の皮をはがしています
杉の皮をはがしています
 巣は高いところに巣箱がありますが、中にしく木の皮は自己調達のようです。
 バリバリと杉の柱の皮をはがしていました。これは函館の公園のエゾリスでも見られる光景です。

後に檻が見えます
後に檻が見えます
 木の上で何か食べています。
 後ろの檻はリスやカラスの大きさに合わせてあるようで、小鳥などは通り抜けられます。中でメジロを見て驚きました。勝手に入って来たようです。

居眠りリス君
居眠りリス君
 子供さんたちに追いかけられているリスや走り回っているリスが多かったですが、こんな風にうとうと居眠りするリスもいました。
 暖かい日差しの昼間、気持ち良さそうです。

時々目を開きます
"時々目を開きます
 周囲は賑やかなので、時々写真のように目を開きますが・・・
 すぐに又眠ってしまいます。

煮干を食べる
煮干を食べる
 来園者の注目を浴びて、盛んに撮影されていたのが写真のリスです。
 何と、煮干を食べています。

大きい煮干です
大きい煮干です(家内撮影)
 ニホンリスに比べて、とても大きい煮干です。
 カルシウムやたんぱく質の補給に定期的に与えているそうです。
 リスは優しい外見に似合わぬたくましさを持っています。

 中国地方以西(四国を除く)のニホンリスは絶滅のおそれのある地域個体群(LP)に指定されています。九州には殆どいないそうで、関東ではタイワンリスの影響を受けているようです。
 リスの森構想、うまく行って欲しいものです。

[作成:2006年10月7日]

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