巣穴に巣材を運ぶ母リス(2009年5月)
巣穴に巣材を運ぶ母リス(2009年5月)

投稿・09年お引越し その1

このページについて

 この3ページのエゾリスの引越し物語は、相互リンクの何度でも行くぞ北海道のだうだうさんに、2009年5月に函館で撮った写真と文章を提供して頂きました。
 だうだうさんは群馬県在住ですが、エゾリスマニアで、道内あちこちを回っておられ、私のページにもお名前は何度か登場します。

 写真全部と、これ以後の文章はだうだうさんによるものです。

09年お引越し

(トップ写真の説明)
 初めにこのような発表の機会をいただくことができて感謝しています。管理人さんありがとうございます。

 09年G.W、管理人さんの地元の公園でエゾリスの引越しに遭遇しました。そのときの模様をまとめたものです。事実に忠実に観察記録としてまとめました。
 5月初め、函館空港に降り立ち、公園に直行しました。エゾリス撮影が目的ですが10時も回っており、明日の下見に寄ってみた感じです。エゾリスは4匹ほど見かけました。そのうちの1匹です。オッパイが確認できたのでメスであることがわかり、しばらく後をつけてみました。
 慣れないストーカーを続けること1時間半(笑)とある巣穴に巣材を運び入れました。
 明日ここで引越しでもしてくれないかなと、ちょっと期待して公園を離れました。

咥えているのは杉の皮

 早朝、早朝といってももうすぐ6時ですが、ネットで知り合った有名カメラマンさんと2人で昨日の場所に向かいました。
 撮影の準備が完了して間もなく昨日のリスが走ってきました。口に何かくわえています。おお、子リスかもと思ってカメラを構えましたが、巣材でした。杉の樹皮のようです。
 ま、そんな都合よく事は運ばないよなと思っていました。巣材運びは2回行われました。6時11分、6時22分です。

咥えているのは子リス

 6時29分、また親リスが走ってきました。巣材運びが続くなと思っていたら・・
 何と子リスです!子リスを運んできました!お引越しの始まりです。

 エゾリスの引越しパターンは2パターンに分類できると思います。
 子リスが幼いうちは1匹ずつ運ぶパターン。 子リスが大きくなると全員連れ立って引っ越すパターン。
 今回は前者のようです。楽しみです。

なかなか入らない

 立ち位置が巣穴の真横なのでわかりずらいですが、アカゲラの巣穴をほんのちょっと大きい程度の巣穴に子リスを入れようとしています。ただ、巣穴が小さすぎてなかなか入らないんですよ。
 見ているというか写真を撮ってる私たちには都合がいいのですが。
 子リスは母さんリスの首の周りに巻きついているような感じです。

コネコネする

 なかなか子リスを巣穴に押し込めず、時折逆さになって子リスを整えてました。
 私たちは子リスを1匹ずつ運ぶ引越しを「襟巻引越し」と呼んでいます。雰囲気はわかってもらえると思います。
 また子リスを首にまきつけたり(このシーンは見たことありません)子リスを整えたりするのを「コネコネする」と言ってます。

地上でコネコネし直す

 子リスが暴れるのか、樹上から降りてきて地上でコネコネし直してます。
 この公園は日本庭園でもあり、純和風の雰囲気の中エゾリス観察が楽しめる場所でもあります。

何度目かの巣穴押し込め作業  巣穴押し込め作業、何度目かのトライです。
 ようやく襟巻状態では巣穴に入らないことがわかったのか、首からほどいて巣穴に押し込め始めました。

やっと巣穴に消えていきました  やっと子リスが巣穴に入り、母さんリスともども巣穴に消えていきました。
 カメラの撮影記録を見ると、1匹の子リスを運び入れるまで3分13秒かかりました。
 写真も十分撮ることができもうニコニコでしたね。
 その後母さんリスはすぐに出て行きました。

2匹目を運んできました  6時36分、2匹目を運んできました。
 この立ち位置ですと巣穴の大きさがわかってもらえると思いますが、全然小さいんですよ。
 母さんリスは最初襟巻のまま巣穴に入ろうとしましたが、すぐにこのように襟巻を解いて入れようとしてました。
 巣穴には子リス1号がのぞいています。

子リスは取り残される  てっきり子リス2号ともども巣穴に消えていったとこのときは思ったのですが、何を勘違いしたのか、母さんリスは自分だけ巣穴に入ってしまい、子リスが取り残されてしまいました。
 リスの行動は想像を超えたものが多々あります。

外に残された子リス2号

 外に残された子リス2号、事情がわからないんでしょうね、しばらく巣穴の周りをチョロチョロしながら不安そうにしてました。
 巣穴に見えるのは実は母さんリスではありません。子リス1号です。
 撮っていた時はてっきり母さんリスが子リス2号を呼んでいる、微笑ましい光景だとばかり思ってました。

子リス2号は間もなく巣穴に消えていきました

 子リス1号に気づいたのか、子リス2号は間もなく巣穴に消えていきました。
 母さんリスも出てこないので、引越しは終了、2匹の引越しを見られたと有名カメラマンさんと喜んでました。

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[作成:2009年5月20日]

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