親にかまって貰えない子ギツネ(手前)。この後、向こうに見える お母さんギツネに追い払われます。(2003年7月15日) 積丹半島神威岬のキツネ一家
積丹半島の先端で函館側の岬を神威(かむい)岬と言い、有名な女郎子岩(じょろっこ)岩があります。ここには大きい駐車場があって、最近数年キタキツネ一家が住み着いていることを、ネットで知りました。随分たくさんのサイトが取り上げて、給餌や病気のことを話題にしています。 2003年7月15日に訪れて、最初に見たのが駐車場の外縁でゆうゆう寝そべる(多分)父さんギツネです。 キタキツネ一家の子育て、子別れ
キタキツネは、銀狐系の体色があって、本州に住むキツネとは別の亜種です。南千島やサハリン、択捉、国後などもに住んでいます。キタキツネの発情期は1月から2月で、このころ相手を求める「ギャン、ギャン」という鳴き声がよく聞かれます。相手が見つかると4月から5月ごろ巣穴の中で平均4頭の子供を産みます。 家族は8月の子別れの時期まで、一緒に暮らします。 写真は駐車場に座る子ギツネの一匹です。カメラを出す人は多いですが、餌を出す人は殆どいなくて、痩せて頼りなげです。今回はこの一匹の他には、帰り際に怪我をしたもう一匹を見ただけですので、他は親離れをしたのかも知れません。 母に追われ
駐車場の横に小さい公園があり、芝が植えられていますが、キツネがいくつか穴を掘ってしまったようです。お母さんに付いていくのに相手をしてもらえない子ギツネは、熱心に砂を飛ばして穴を掘ります。欲求不満を解消しているように見えました。
母ギツネが走って来て、子供に噛み付き威嚇します。噛んでいる決定的な写真は撮り損ないました。 子ギツネは勿論逃げ去ります。
子供を追い払って、穴のところに座る母ギツネです。子供の方を見ようともしません。何を考えているのでしょう。 父にも追われ
父ギツネにくっついて、やはり追い払われていました。それで少し離れた距離を保って、コソコソとそばを通ります。
少し前までは親は大事にしてくれました。今は近付けば噛まれて追い払われます。観光客は写真は撮るけど餌は滅多にくれません。淋しそうな目つきで駐車場を歩く子供、交通事故も心配です。
左に尻尾だけ写っているのが子ギツネです。デジカメは反応が遅くて、偶発的な動きの撮影は難しい・・(言い訳)。 近親交配を避けるための「子別れ」ですが、出される子ギツネにとっては、大変な事件です。
[作成:2003年7月24日]
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