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エゾシカ管理計画への疑問北海道環境生活部「道東地域エゾシカ保護管理計画」(平成10年3月)は冒頭で、計画策定の背景として、以下の事実をあげています。
松浦武四郎が蝦夷地を探検したとき、茶色の大地が動いたと思われるほど、たくさんのエゾシカがいたそうです。 しかし、上記文書にあるよう、今までにエゾシカは 2 度の絶滅の危機に遭い、回復には長い年月を必要としました。 一度絶滅しかけた種の回復がいかに困難かは、トキやタンチョウの例を見れば明らかです。 この管理計画の目標は以下のようになっています。(文中の推定生息数は、2000年に20万頭に修正されました。)
最近の各種調査の結果を見ても、エゾシカは減りつつあるようです。 根室支庁管内ではすでに減少していると、2000年度の猟期の延長が認められませんでした。 2000年度から洞爺湖の中島のエゾシカ200頭のうち、150頭が処分されると発表されましたが、その後どうなっているのでしょう(民間業者が飼育を委託され、多数が死亡したようです)。 管理計画の目標水準は 25% で、丁度これと同じ比率になります。 限られた場所に多数のシカがいれば食害は明らかで、餓死にいたります。尾瀬でもニホンジカの食害が問題になっています。 しかしそれにしても、このように大量のエゾシカを殺戮する必要が、本当にあるのでしょうか? |
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野生動物との共存の意味は私は、身近に大きい美しい野生動物・エゾシカがいることは、北海道の自然の豊かさの象徴であり、大きな魅力だと思います。この問題に関しては、次の専門家の文章を読むことをお薦めします。 北原 理作 氏:エゾシカとの共存にむけて;gaiawave 北原 理作 氏:エゾシカに試される大地;gaiawave 今後どのように共存したら良いかの提案も。 以上の論文を掲載していた gaiawave はリンク切れになりました。 渡辺 修 氏:道産子は食卓の鹿を夢見るか?; さっぽろ自然調査館通信オンライン どんどん殺してもよい動物ということは、エゾシカはカや ゴキブリと同じような精神的価値しか持ちえない、のかと。 さっぽろ自然調査館通信オンライン・トップ |
エゾシカをめぐるその後の動き
(写真提供:北大大学院農学研究科環境資源学専攻 森林資源科学講座森林化学分野 小島 康夫 氏) 環境庁2000年9月27日発表で、環境庁は「エゾシカとの共生」で道東でモデル事業を行なう旨の発表がありました。エゾシカによる農林業被害が深刻化する中で、道東地域でエゾシカの効果的な捕獲や食肉活用などを通じて、人と野生鳥獣の共存を図るモデル事業の検討を始めた、というものです。 (社)エゾシカ協会社団法人エゾシカ協会のホームページが開設されました。エゾシカの爆発的な増加に対し、良好な共生関係を築いていけるよう、新たな共生策を探ることを目的であると、うたっています。 ヨーロッパなどのシカの管理に習い、保護管理と被害防止、有効活用を図ろうというものです。エゾシカの活用はシカ肉の食用化だけを考えているのではなく、ディアウォッチングなど、観光資源としても考えています。 筆頭会員が北海道猟友会であることから、これまでのようにエゾシカの死体が山野に放置されることがないよう、目的の一つであるハンター教育が、実を結ぶよう期待しています。 同ホームページで勉強させて頂いた中に、ヨーロッパでの捕獲数が生息数の 25% 前後ということでした。 実数の不明な中、北海道の捕獲目標は多すぎませんか?
[リンク確認・変更、レイアウト改訂:2002年1月27日、写真変更:8月12日、
写真追加:9月17日、gaiawaveのリンク切れの記述を:2005年1月27日] |