ストレスコントロール

ストレスによる健康障害

メンタルヘルスのページに書きましたが、再掲します。

(1)行動の偏り:出社拒否、多量飲酒など
(2)心身症・心身症状:ストレス関連疾患(心の原因でおこる体の病気)
(3)神経症:不安神経症、強迫神経症など
(4)精神病:うつ病が多い

ストレスコントロールの破綻

Bomb  強いストレスを放置しておくと、心と体に悪い影響が出ます。

 ストレスは生活習慣病の、発症と経過に影響を及ぼすことがよく知られています。心身症としての取り扱いが必要です。
 主な心身症状は、人のタイプ別にあげると
緊張しやすい筋緊張性体質の人
肩こり、筋緊張性頭痛など
高血圧体質の人
血圧の上昇
心臓に問題がある人
狭心症、不整脈など
胃酸の分泌が多い人
神経性胃炎・胃炎症状、胃・十二指腸潰瘍など
糖尿病の体質の人
高血糖状態、肥満症など
女性
月経困難症、更年期障害、不感症など
アレルギー体質の人
蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、喘息など となります。

 メンタルヘルス不全で関心もたれているのは、うつ病および、うつ状態です。
 1960年代後半から70年代前半に、比較的軽症で、身体症状を主症状とするうつ病(仮面うつ病)が、注目され、増加が問題となりました(これは近日別項で、とり上げます)。

ストレスコントロールの方法

職場が行なうストレスコントロール

スタディ  産業医や保健婦、カウンセラーなどの専門職種と、安全衛生担当部署、健康保険組合などの関係部署や担当者をメンバーに、ストレスの関連疾患を中心にした予防活動(普及啓発、健康づくり事業など)と、相談・診療を行なうことです。

 このページを紹介してあげてください。役に立つかも知れません?

個人が行なうコーピング

 コーピングとは対処法のことです。

 基本は「気づき」にあります。
 個人のストレッサ-の受け取り方を、言葉が硬いですが、「認知的評価」(ラザルス)といい、その評価には、生活歴や価値観、性格傾向、行動パターン、ストレッサ-への情報などが関与しています。
 例えば生産性の高い職場では、ストレスに対する抵抗力が強い、など、面白い事実が多数わかっています。
 ストレッサ-への認知的評価から対処行動が始まります。

 私はこれが苦手のようで、何回か胃潰瘍になりました。実際、忙しい時は気づいている余裕がありません。周囲からの、ちょっとした気づきの援助がとても有効ですね。「忙しそうだけど体、大丈夫?」の一言をかけられたら、よく考えてみましょう。

ストレスコーピングの実際(夏目ら、1996)

1.自己客観性から始まる
露天風呂:北海道には猿はいません  自分を他人と思い、距離をおいてみる。
性格傾向・行動パターンや価値観を中心に。

2.3本の柱から…
 仕事、家庭・友人、楽しみごと。
"…一筋"の脆さ

3.具体的にいえば
 「ストレスの気づき」から始まる。
 先ず、休養を…睡眠、ゴロ寝を
 おしゃべりの効用(話すことによる感情の発散、カタルシス)
 趣味・スポーツなど、楽しめ、没頭できるものを。運動して「ああ快汗!」
 「NO」と言える勇気を
 切り替えが大切
 忘れることの大切さ
 ストレッサ-に対しては、場数を踏む、場慣れをする

4.キーワードから
 人は弱いものです
 キーワードを絶えず自己に言い聞かせることから
一呼吸おく、まあまあなあなあ、アバウトに、ハンドルの遊び
ぼちぼち行こう、少しチャランポラン・ズボラに、ほどほどが大切
開き直る、ケセラセラ、なるようになる、明日は明日の風がふく
時が解決する、日にちはクスリ、時間は最良の医師、嵐の中にも時がたつ
忘の徳、ストレスと上手につきあおう!、スポーツ(ゲーム)感覚でする
あるがまま、人は慣れる動物である、最初はしんどい
 この項は教科書の引用です。枠内のようなキーワードを絶えず、自分に言い聞かせる方法が良いようです。私が好きな言葉は、「嵐の中にも時がたつ」です。お気に入りのキーワードを作っておきましょう。

入門ストレスへ 労働衛生へ 次へ