春国岱マップ
春国岱マップ(2005年7月18日)

春国岱原生野鳥公園

 大昔、もう30年以上前になりますが、市立根室病院の外科に2年間勤務しました。その頃はまだ社会全体が自然に対する関心が薄かったように思います。
 今の根室市の 道の駅スワン44ねむろ のある場所は白鳥台と呼ばれていて、秋と春には白鳥の大群が観察できましたが、駐車場しかありませんでした。
 春国岱(しゅんくにたい)もその後自動車の乗り入れが禁止になりましたが、当時はオフロード走行を楽しむ人が車で入っていました。駐車場のある東梅(とうばい)には春先に家内とカレイを釣りに行きました。掘ればアサリがいくらでも採れました。春国岱の野鳥のことは、その頃は聞いた覚えがありません。
 その後、根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター も出来て、野鳥や花の名所として有名になりました。一度は行ってみたいものだと思っていました。

風が強い
強雨風の中を春国岱に向かう先客。
右が駐車場で、左の川の向こうが春国岱の森です。

 今回の旅行は2005年7月17〜20日の3泊(根室×2、尾岱沼)4日で、2日目の午前中に春国岱を訪ねました。
 その旅行記 「2005年夏・根室地方への花と鹿の旅」 はすでに5ページにまとめてアップしてあります。2日目に春国岱を簡単に触れましたが、現実離れした異様な光景を十分紹介できていなかったので、独立したページにしました。
 最初、ネイチャーセンターに寄ってから春国岱の駐車場へ行ったのですが、小雨が降っていて写真のような強風でした。一時道の駅に避難して、雨がやんでから春国岱に入りました。

 春国岱は根室半島の付け根にあり、風蓮(ふうれん)湖とオホーツク海を分ける約8kmにわたる砂洲です。数千年をかけて堆積した3列の砂丘には、海岸、草原、湿原、森林、干潟など多様な環境があり、動植物の宝庫です。

 ネイチャーセンター > 自然観察路のご案内 で地図入りの詳細をどうぞ。

 春国岱には、海岸線とは思えない深い森が広がっていて、アカエゾマツの原始林と苔むした林床があり、豊かな湿原があります。この森と湿原には様々な鳥たちが集まりクマゲラ、オジロワシ、タンチョウなどが知られています。

タンチョウヅルの看板
タンチョウヅルの看板
 交通:根室駅からは国道44号線を釧路方面へ約10kmの温根沼大橋を渡ると、右側に東梅パーキングがある。そこに駐車し、春国岱ネイチャーセンター迄は徒歩3分。
 春国岱原生林へは根室方面からは東海パーキングのすぐ先を右に車で入り数100m行くと狭い橋がある。そこを渡ると春国岱の駐車場がある。春国岱の原生林へは徒歩で入ります。
 コースは各種ありますが、ゆっくり探鳥しながら歩いて2〜4時間のコースです。

 湿原には、倒木や枯れた木がたくさんあります。

何ビタキ
何ビタキ?

 旅行記で「何ビタキ?」と題して発表した写真のノートリミングのものです。小さい野鳥のペアが判るでしょうか?
 なかなか近寄らせてはくれません。

巣から覗く
巣から覗く
 枯れ木の巣穴から鳥が覗いています。外に出ている写真も撮れましたが、小さくてよく判りません。
 枝に付着した苔のようなものはサルオガセです。

苔むした林床
地面が苔むした林です。

 アカエゾマツの林の中央部は、地面が苔むしています。
 高山でなく海岸でこのような光景が見られるのは驚きです。

途中で通行止め
途中で通行止め
 木道が壊れて、これより先には進めない部分があります(家内撮影)。
 海岸線まで戻れば奥のほうに行けるようです。

 (2005年10月3日、通行止めは解除されました)

シカの足跡
シカの足跡
 湿地には無数のシカの足跡がありました(家内の撮影です)。
 林内で会った親子連れのシカについては、野生動物のエゾシカ編の「'05夏 根室地方で」に写真入りで発表しました。
 詳しくはそちらをご覧下さい。

シカを撮っています
シカを撮っています
 帰りに今来た方を見ると数頭のシカが見えました。
 遠くに小さく写っているのが私です。私がシカを撮っているところを家内が撮影した写真です。
 シカはとても遠くてはっきりしないですが、それが下の写真です。

シカの群れ
シカの群れ

 少なくとも4頭は写っていると思います。

 もっと天気の好いときにゆっくり訪ねたいものです。

[作成:2005年10月8日]
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