シロフクロウのセルゲイ君です
シロフクロウのセルゲイ君です(2005年12月23日/円山動物園)
お兄さんの腰の筒に肉が入っています。

フリーフライト

シロフクロウ

 札幌市の円山動物園でシロフクロウのフライトが公開されていることを相互リンクの◎さんの画像掲示板への投稿で知りました。冬の円山動物園には前に行って、旅のページの探訪に書いています。
父さんシロフクロウ
父さんシロフクロウ
 「ハリー・ポッター」で有名になったシロフクロウは北極地方で繁殖し、冬にごく稀ですが道内で見られることがあります。オスは名前のとおり全身が白いのですが、メスには黒い斑点がたくさんあり、見分けは容易です。メスの写真は円山動物園のHPのシロフクロウのページにあります。
 同園では2002年に5卵を産卵し、2卵がふ化しましたが、残念ながら数日で死亡。

子供なので鳴くのだそう
子供なので鳴くのだそう(家内の撮影です)
 その後も産卵はするも子育てがうまくいかないため、2005年には5月初めに4卵がふ化した時点で人工保育に切り替え、3羽が無事に成長しました
 その内の1羽がこのセルゲイ君でオスです。若いので黒斑が目立ちますが、換羽を繰り返して2007年の秋ごろには真っ白な美しい姿になるそうです。

飛んでいます
飛んでいます
 12月8日の発表文から。
「体つきもほぼ大人の大きさになり順調に成長しています。このたび、この3羽のうちの1羽が厳しいトレーニングを積み重ね、飛行する様子をいよいよ皆様の目の前でご覧いただくまでになりました。つきましては、この12月10日からシロフクロウのフライト訓練を一般公開します。午後2時から、野外ステージ前広場で、月、火曜日を除く毎日公開します。」
 エサを持った職員の皮手袋目掛けて飛んで行くところです。

腕で羽ばたく?
腕で羽ばたく
 樹木のないツンドラを故郷とするシロフクロウにとって、人の腕に止まることは難しいことでした。他にも様々な理由があり、当初は鷹匠の技術を持つ職員も苦戦していました。
 しかし訓練の甲斐あって今では飛距離も順調に伸び、フクロウ自身もやる気充分です(同園HPより)。

カラスとにらみ合う
カラスとにらみ合う
 野外ステージの舞台にペたっと座るのですが、カラスがちょっかいを出しに来ます。
 カラスはフクロウなどを昼に襲うことがよく知られています。フライトが始まるとたくさん集まって来ます。 シロフクロウは本来とても強い鳥だそうですが、最初は一羽のカラスにもパニックになったそうです。

舞台でも鳴いています
舞台でも鳴いています(家内撮影)
 大人になると生存に不利だから鳴かないそうですが、子供なので甲高い声でしょっちゅう鳴いています。
 これは舞台の上で大声で鳴いているところです。心細いのかも知れません。

 フリーフライトとは紐をつけないで飛翔させることのようで、その点次のトンビのビリーが先輩です。

トンビのビリー嬢

トンビのビリー嬢
トンビのビリー嬢
 ビリーはメスの一歳のトビです。
 2004年5月2日に、市民が拾った卵をふ化させて同園に持ち込みました。
 人工的にふ化させたので「すり込み」が正常でなく、一羽で飼うしかありません。そのためビリーはショーバードとして育てられました。

 慣れているので、見物人から希望者を募って腕に乗ります。

カラスが来ても平気です
カラスが来ても平気です
 セルゲイと違って、ビリーはカラスがたくさん来ても動じません。
 円山動物園はカラスとスズメがたくさんいて、飼育動物の上前をはねていますが、ビリーは負けません。やはりトビは鷹の仲間です。
 体もハシブトガラスより少し大きいです。

低く飛んできました
低く飛んできました
 セルゲイと同じように低く飛んできたところです。

 飛ぶ鳥を写そうと思ったことがない(初めから諦めている?)ので、特に難しいです。どちらから来るか判らないのも困った点です。

子供さんの腕で
子供さんの腕で(家内撮影)
 最後には希望者にトビ匠をさせてくれます。
 初めは中学生以上の子供さんといっていましたので、写真のように若い女性が腕に乗せて飛ばしていました。でも、終わりには上の写真のように年配(大人)の方も楽しんでいました。
 円山動物園は通年営業をしています。旭山動物園対策の一部にはなりそうな楽しいショーでした。

 セルゲイは暑い夏にはフライトをしないそうです。


 「猛禽類のフリーフライト」活躍していた2羽のシロフクロウのオスの兄弟は2005年にふ化し、人工飼育でが無事に成長したものです。しかし残念ながら、2羽の兄弟はすでに亡くなっています。「セルゲイ」は2007年1月2日に多臓器不全で、後を継いだ「セーヴェル」は2008年10月4日に真菌性肺炎で亡くなりました。
 2羽の勇姿は円山動物園のホームページで動画を見られます。
 トビはビリー(メス:2004年5月孵化)とデューク(オス:2006年保護)の2羽がフリーフライト活躍しています。

[作成:2005年12月28日、シロフクロウ兄弟の死亡について:2008年11月4日]

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