餌をねだるガチョウ。(2003年8月30日、苫小牧川) ガチョウとアヒルガチョウもアヒルもガンカモ目(ハクチョウやガンやカモと同じ仲間)に属する家禽(かきん・家畜になった鳥のこと)で、牧場や動物園などではおなじみの、愛敬のある大型の鳥です。野生化したアヒルの話は時々聞きますが、野生化したガチョウは苫小牧川の例しか知りません。
上の写真は苫小牧川で、餌を貰いに橋のそばに集まって来たガチョウとアヒルとカモメ(橋の上の灰色の鳥がカモメの幼鳥)です。左端の人物はお馴染みの10倍ズームのデジカメを持っています(家内の撮影です)。 左の大きい4羽がガチョウで、右のそれより小さい3羽がアヒルです。クチバシの形も体の大きさも違います。 ガチョウはガンを改良したもので、ヨーロッパ起源と中国起源があります。ここにいるのはハイイロガンを古代エジプトで家畜化したものをヨーロッパで改良した、ヨーロッパ起源のガチョウです。 アヒルはマガモを、やはりヨーロッパと中国で別々に品種改良したもので、色々な種類があるようです。ドナルドダックはアヒルですね。 詳しくは、ゆうふつ原野自然情報センターの村井雅之氏の ガチョウとアヒル、人に飼われて変身(2001/12/17 ふるさとネイチャーらんど<苫小牧民報社HP)をご覧下さい。 苫小牧川のガチョウ
「苫小牧川には野生のガチョウがいて、秋になるとガンと間違えられる。住民から餌を貰っている」と、2〜3年前にテレビのニュースで見て、気になっていました。そのときは10羽以上いると聞いたような気がするのですが、定かではありません。どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら、お教えください。その後もネットで検索をかけていましたが、苫小牧市の都市建設部河川課の「河川課:最近の写真」のページでもガチョウは5羽しか写っていません。色が白いものから灰色まで変化があります。
苫小牧川は市街地より白老町側にあって、国道36号線を横切って海に注ぎます。36号線から少し山側に進むと3条通りの橋があり、この先の河川敷が「苫小牧川水辺の学習ゾーン」として、遊歩道や2本の小橋などが整備されています。ガチョウはこの場所で見つけましたが、ここにはアヒルも3羽いて、餌を貰いに走って来ます。
私の目の前でガチョウが羽ばたきを始めました。後はアヒルです。上記HPの村井雅之氏によると、ガチョウは飼い主が放したらしく、もう15年以上ここにいるそうです。寿命もとても長いとか。
市民が餌をくれるときは、宿敵はカモメです。この川には他にマガモ(野生のアイガモかも知れません)もいます。カモメは図々しく割り込んで来るし、スピードがガチョウやアヒルと徹底的に違います。大部分の餌を取られてしまいます。左端で飛んでいるのがカモメの幼鳥です。
2枚上の羽を広げているガチョウを正面から家内が撮ったものです。周りをカモメがせわしく飛び回っています。「オー、ノー」とお手上げで嘆いているように見えました。 冬の寒さや食物不足、野犬やキツネなどの敵、生存に不利な条件は多いでしょうが、野生化した家禽が市民と共に仲良く暮らしているのは、ほのぼのと楽しい光景ですね。
[作成:2003年9月7日、リンク修正:2005年12月16日]
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