田んぼのハクチョウの大群
田んぼのオオハクチョウの大群(2006年4月26日/月形町)
小さい鳥はマガンです。

白鳥の田んぼ

宮島沼とマガン、オオハクチョウ

 本館の野生動物・野鳥編の「飛翔 宮島沼2003春」に『日中、マガンは採食と休息を繰り返します。普段は田んぼで落ち穂や畦草を食べますが、お腹いっぱいになるまで食べると、今度は消化のために休息します。
 その生活パターンは、午前中のうちに宮島沼に戻ってきて、水を飲んだり羽の手入れをしながら休息し、午後にはまた田んぼで採食する「2食昼寝付き」の生活が基本です。ただ、天気が悪いときや、田んぼに十分な飲み水があるような時は、わざわざ沼に戻ってこないで、田んぼで休息することも多くなります。』と書きました。

スカスカの宮島沼
スカスカの宮島沼
 これは美唄市HP宮島沼マガンのなぞ で覚えたのですが、2006年4月26日は予想より風が強かったのか、寒さが関係するのか、昼過ぎの宮島沼ではマガンはスカスカでした。

沼の岸で眠るオオハクチョウとマガン
沼の岸で眠るオオハクチョウとマガン
 宮島沼に関しては何作かありますので、詳しくはそちらをご覧下さい。宮島沼にはオオハクチョウもたくさん飛来します。
 この日は岸で眠るオオハクチョウやマガンは数が少なかったです。
 手前の方にはオナガガモもいます。

田んぼで食物を取るオオハクチョウ
田んぼで食物を取るオオハクチョウ
 エゾエンゴサクの花を見るため、浦臼神社へ向かう途中の国道沿いの田んぼに無数のオオハクチョウが食事をしていました。トップ写真のようにマガンも少し見えます。

車が近付くとマガンは逃げます
車が近付くとマガンは逃げます
 途中何ヶ所かで写真を撮りました。
 農家の車でしょうか、田んぼの中の道を車が走ると、マガンは近くから順番に飛び立って逃げます。

 日本に越冬のために飛来するのはオオハクチョウとコハクチョウの2種類です。
 ここ20年間位で2種の白鳥の越冬数がだんだん増加していて、餌付けが大きい原因と考えられています。

マガンの一部は飛び立ちます
マガンの一部は飛び立ちます
 私が写真を撮っているのを警戒してマガンは逃げます。マガンが狩猟禁止になったのは、やっと1971(昭和46)年のことです。
 オオハクチョウはおっとりしているようですが、やはり20〜30年前は人の前には来なかったそうです。

田んぼのオオハクチョウの群れ
田んぼのオオハクチョウの群れ

 大河原の白鳥宮城県大河原町HP によると、白鳥は『明治20年頃までは全国各地に飛来していましたが、狩猟による野生鳥獣の乱獲や、白鳥の越冬場所である広大な湿原地帯が干拓され、白鳥は昭和40年代後半まで私たちの前に姿を見せませんでした。大正14年(1925)には保護鳥に指定され狩猟禁止となり、半世紀をかけての白鳥保護思想と保護施策が積み重なり、白鳥は古来からの住み慣れた越冬地へ帰ってきました。』のです。サハリンでは今も渡りの時期に狩猟されているようです。

マガンは逃げます
マガンは逃げます
 マガンは歩いて私から遠ざかって行きますが、オオハクチョウは落ち着いています。

人家のそばの大群
人家のそばの大群

 人家のすぐそばの田んぼに、こんなに大群のオオハクチョウやマガンが餌を取りに来ています。
 あちこちで、このように田んぼや畑に多数のハクチョウとマガンがいました。残雪の深いところは餌を取れません。
 東北方面ではマガンなどのために、収穫の終わった田んぼに水を引いている方々がいます。
 大事にしたい光景だと思います。

飛び立つマガン
飛び立つマガン
 私が近付きすぎて、マガンが飛び立ちました。
 コクガンもそうですが、なかなか近寄らせてはくれません。
 いつか近くで観察できるようになると良いですね。

[作成:2006年12月30日]

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