手乗り給餌の人々
手から野鳥に給餌する人々。(2004年1月9日)
 苫小牧駅から車で30分はかからない場所に、ある研究施設の林(深い森です)があって、その一部は市民への開放区域になっています。

寒いマガモ  ここは探鳥や森林浴の名所で、私も2003年度には春と秋に訪ねました。
 クマゲラやカワセミが見られることでも知られていますが、エゾリスやエゾシカがいて、時にはヒグマも出没します。
 川が流れ小さい池もあって、マガモやヒドリガモもたくさんいました。2004年1月9日訪問しましたが、午前中は雪で、マガモも寒そうでした。

手乗り野鳥誕生の訳は

ヤマガラとヒガラ  画像掲示板の常連さんの苫小牧のMさんが、ここの手乗り野鳥のことを地元紙で知って訪ね、写真を投稿してくださいました。ネットで調べると、かなり多くの情報がありますが、写真のページは少ないのでここにまとめます。

 この林の野鳥が手乗りになったのはここ数年のことのようです。その原因は、この施設で長く行われてきた給餌に依存していたカラ類が、数年前からその給餌がほぼ中止となり、外部から訪れた人による給餌に頼るようになってしまった結果と考えられています。

 その可愛らしさを味わうために、次々と市民が訪れ、タイトル写真のように手から給餌します。休日は混み合うほどだそうです。勿論、冬限定です。
 今回はここの常連さんでもある上記Mさんが同行して下さって、色々教えていただけました。この場を借りてお礼申し上げます。

手に乗った鳥は

ヤマガラ  ヤマガラは元来人に慣れやすく、おみくじ引きの芸も知られています。
 日本各地に野生のヤマガラが手から餌を取った「手乗りヤマガラ」の情報があります。
 この林でも一番多く来るのはヤマガラです。
 小さい餌を喉の奥に2つくらい入れ、くちばしの先に大きい餌をくわえて飛び立つこともあります。

ハシブトガラ  次に多いのがハシブトガラです。コガラとの違いは判りませんが、ここではハシブトガラだそうです。
 この写真は家内の撮影で、手は私の手です。
 ハシブトガラは少し大きいヤマガラに、手の平からよく追い払われていました。

ヒガラ  ヒガラは函館の公園でもよく見ますが、「給餌台の小鳥たち」にとり上げなかったように、人に慣れないのだと思っていました。無精ひげを生やしたような顔で、お腹に少し色があります。ここではたくさんが手に来て意外でした。

シジュウカラ  シジュウカラは余り来なくて、うまい写真が撮れませんでした。
 餌のえり好みをします。ナッツが好きなようです。
 数もヤマガラなどよりずっと少ないので、ここの特殊事情かも知れません。

ゴジュウカラ  ゴジュウカラは上の4種のカラ類とは科が違い、体も大きいです。ここの給餌台には来ていますが、手には殆ど来ませんでした。

こんな楽しみも

自分で撮る  家内が自分の手にとまったハシブトガラを自分で撮った写真です。
 片手でのカメラ操作なのでけっこう構図を決めるのが難しいです。

ヤマガラとハシブトガラ  私はツーショットものの撮影も心がけましたが、ピントを合わせてシャッターを半押しで待っているので、やはりタイミングが難しいです。
 時間があれば飛翔ものも撮れるかも知れません。この日は昼食に苫小牧市内に戻り、午後再訪して、午後は快晴でした。

 手に乗った鳥は軽くて、痛くないように加減しているのか、ふわっととまる感触です。
 病み付きになりそうな体験でした。

ご注意:野生動物への給餌に関しては、色々な意見があります。手渡し給餌では、動物と人の間で病気が感染する危険があります。
 アメリカでは野生動物に狂犬病などがあることから、触れることが禁止されているそうです。
 この問題に関しての掲示板やメールでの討論、議論は遠慮します。

[作成:2004年1月10日]

動物ホームへ 次へ