オオハクチョウ一家
オオハクチョウ一家。(2003年8月14日、家内の撮影です)

ウトナイ湖とは

 ウトナイ湖は国道36号線沿いで、苫小牧市の一番千歳市側にあります。
 ウトナイ湖野生鳥獣保護センターウトナイ湖の紹介によれば、その概要は
「ウトナイ湖は、周囲9km、面積275ha、平均水深0.6mの淡水湖で、美々川をはじめトキサタマップなどの清流がそそぎ、湖の周辺には、原野、湿原などの豊かな自然が形成されています。
餌を貰う親子  このことからウトナイ湖は、動植物の宝庫、野鳥の楽園ともいわれ、現在まで250種を超える鳥類が確認され、バードウオッチングや自然散策、自然観察など、四季折々の自然や野鳥とのふれあいが楽しめます。特にガン、カモ類やハクチョウなどの渡り鳥にとっては重要な中継地であり、マガンやハクチョウの集団渡来地として国際的に知られています。」
とあります。そのため「ラムサール条約登録湿地(1991年)」や「日本野鳥の会サンクチュアリ(1981年)」などに指定されています。
 こちらの写真は、餌を貰っているオオハクチョウの親子で、2003年8月14日に撮りました。

サンクチュアリとは

 日本野鳥の会の運営するHP、サンクチュアリ事業によれば、
「サンクチュアリ(Sanctuary)は、第一に野生鳥獣の生息地の保全を目的とした場所です。また、保全だけでなく、訪れた方がそこの自然を直接体験する場所でもあります。レンジャーと呼ばれる専門の職員がいて、保全のための調査や環境の管理、自然体験の手助けなどの活動を行います。また、サンクチュアリにはネイチャーセンターと呼ぶ拠点施設があり、レンジャーのさまざまな活動の拠点であり、また来訪者の方の情報の提供や地域の方々の活動の拠点でもあります。
 日本野鳥の会では、1981年に北海道にウトナイ湖サンクチュアリを設置しました。これを手始めに、会自ら運営するサンクチュアリを2ヶ所、地方自治体からの受託により運営しているサンクチュアリ10ヶ所を手がけています。」
とのことで、北海道には他に、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリと根室市春国岱原生野鳥公園の2ヶ所がそうです。

 ウトナイ湖サンクチュアリ

ウトナイ湖産まれのオオハクチョウ

ポスター  オオハクチョウは北海道では身近な存在で、宮島沼、大沼、濤沸湖のページなどで、何回も取り上げています。
 基本的には冬鳥で、繁殖はシベリアなどで夏に行われ、自然の状態では日本産まれのヒナはありえません。
 写真は上記の野生鳥獣保護センターで8月14日に撮ったポスターです。ガラス越しに対岸が見えますが、巣はそちら側にあります。

 ポスターには「この写真は、6月14日にこちらの岸にやって来たところを撮影した」と書いてあります。
 6月10日頃孵化したようです。

 今回の親鳥は、左の翼にけがをして飛べなくなり、ウトナイ湖に数年間すみ着いているそうです。オオハクチョウは夫婦の絆が強く、片方が飛べなくなると相手も渡りをやめると言う話です。
 ヒナの誕生は各種ニュースなどで取り上げられ、すっかり有名になりました。

ヒデさん撮影

 この写真は、相互リンクの日帰り写真家の旅日記 の、ヒデさんが7月13日に撮影されたものを、使用させて頂きました。
 上のポスターに比べると、ヒナは白いままですが、体が大きくなっていますね。

やっと訪ねたら

オオハクチョウ一家  なかなか訪ねる機会がなくて、8月14日にやっと会えました。
 子ハクチョウは、もうヒナとは言えない灰色の幼鳥になっていました。早い成長と言うのも生存のために有利なのです。
 人気者なので、餌はたくさん貰えます。

幼鳥のアップ  灰色の幼鳥です。可愛さは随分失ってしまいました。
 愛敬は十分あるのですが、「醜いアヒルの子」の話はこの幼鳥が主人公なのだと思い出しました。
 今年産卵したコブハクチョウのヒナが全滅した話もあって、サンクチュアリでも逞しくないと生きていけません。

渡りはいつ?

親子  餌を貰う親子で、子供がかなり大きくなっているのが判ります。
 飛べる片親に習って、いつ飛翔を始めるのか?
 今年シベリアで産まれた同年齢の仲間について、渡りをするのか?いつ、するのか?
 興味はつきません。

 上記、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターのHPの「ウトナイ湖通信」で、今はオオハクチョウ一家の近況を紹介しています。
[作成:2003年9月3日、リンク修正:2005年6月2日]

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